「やってみなくちゃわからんから、おもしろいんじゃんねえ?」大河ドラマ『いだてん』の田畑政治さん(阿部サダヲさん)のセリフだ。
このことばは、どんなときにだって役立つ。役立つというという表現は少し冷たいか。応援になるという表現のほうが適切かもしれない。
人は未来がわからない。そのことに怯え、神に尋ねたり、占いに縋ったり、靴を飛ばしたりする。未来がどうなるか知りたい。この気持ちはもっていて、当たり前だと思う。占いは、わるいことじゃない。ぼくもしいたけ占いをよく見ている。
でも、「やってみなくちゃわからんから、おもしろいんじゃんねえ?」が前提にあると、未来に怯え過ぎずにすむ。
人間の性格は、50%が遺伝で、50%が外部環境によるものだという。半々で実によかった。半分は決められているかもしれないけど、50%の可能性があることがうれしい。(遺伝をダメにする可能性だってあるよね)
頭脳や体力は半々じゃないかもしれない。でも、100%遺伝ではないから、生きることはおもしろい。生まれた瞬間にすべての運命が決められていたら辛い。自分の努力や行動ですべてを変えていけるとは思わない。でも、よくもわるくも変えていける可塑性があることで息が吸える。
Charles M. Schulzさんが綴るマンガ『ピーナッツ』には、こんな一場面があるという。
ルーシー「Sometimes I wonder you can stand being just a dog ….」 (時々、わたしはどうしてあなたが犬なんかでいられるのか不思議に思う。)
スヌーピー「You play with the cards you’re dealt …whatever that means. 」(配られたカードで勝負するしかないのさ…..それがどういう意味であれ。)
配られたカードにいったん落ち込んだら、「やってみなくちゃわからんから、おもしろいんじゃんねえ?」と思って、ゲームをはじめてみる。
今日も読んでくれてありがとうございます。
あなたの行動で、なにか変わるんじゃねえ?