互いを呪ったりせず、祝い合おうよ。

互いを呪ったりせず、祝い合おうよ。

ぼくの旅の失敗談を聞いた人が、ぼくの絵を見て「そんな苦労をぜんぜん感じない絵ですね」と言った。とてもうれしかった。

どんな人でも、なんかしらの「たいへん」を抱えている。そんな中で悲痛な顔をしているんじゃなくて、「ぜんぜん大丈夫っす」とバカみたいな顔をして生きている人のほうが、かっこいいと思っているから。そんな想いが絵にも反映されているのかもしれない。

なんてことをTwitterでつぶやいたら、ラトビアで出合ったラトビア神道の研究者であり、プロカメラマンでもあり、日本語の先生のウギスがメッセージでラトビア神道の激励民謡をひとつ教えてくれた。この言葉がすっごくよかったので紹介します。

泣けば泣くほど嫉徒が喜び
笑めば笑むほど神々が喜ぶ。

他人は噂をして何が欲しいかな
俺の悲しみ俺の泪が欲しいのか
良ければ喜んでお裾分けするわ
一生負っても孫まで余るけどさ。

互いを呪ったりせず祝い合おうよ
呪い合って果たして誰が得するか。

※嫉徒(しっと)=嫉む者、嫉妬心溢れる者

この民謡には、大切なものがずっしり詰まってる。どれくらい前の時代に作られた歌なのかはわからないけど、今の時代にいるぼくに、ズッコーンと届いた。

読んでくれてありがとうございます。

「互いを呪ったりせず祝い合おうよ」。ぼくはこれをThe Uで歌っていく。

感想を送る

マスダヒロシ
マスダヒロシ

The U 編集長/グラフィックデザイナー/イラストレーター 1987年埼玉県生まれ。2017年から1年半世界76カ国を旅をして、当たり前は時代と場所でひょいっと変わることを知る。イラストのご依頼お待ちしております。Instagram @hiroshimasud