好き。美しさを発見し、こころが向かうこと。
好きな、人、コト、物、カルチャー、場所、ムード・・・それは王道でも、ニッチでも。目に見えるものでも、見えないものでも。好きな理由を説明しやすいものでも、うまく説明できなくても。すべての「好き」って気持ちは、美しい。
ぼくは、人の「好き」と想う気持ちと、それに向かう姿が、好きです。あなたの、好きな人、コト、物、カルチャー、場所、ムードなどを教えてください。「好き」の気持ちを送ってください。すてきな投稿の「好き」をイラストに描いて、文章を「The U」でご紹介させていただきます。
好きなものを投稿すると書いてはみたものの、これだけで「わかった、送ってみよー」とはならないですよね。いったい、どんなことをどれくらい書けばいいのかわからない。っということで、まずは、ぼくが好きなものを書いてみます。
先日、「好きなブランドは?」と聞かれて、パッと「NIKE(ナイキ)ですね」と答えていた。製品はもちろん、NIKEのつくる広告が好きだ。
2019年4月、約3年ぶりとなる日本国内のJUST DO IT.キャンペーンが公開されました。渋谷駅の前には、やっぱり、NIKEっていいなあと思える広告が掲載されていた。そこには、こんなことばが書かれていた。
誰だって、周りの目は気になる。でも、それでもおさえきれない、小さな衝動を自分の中に見つけたら、それは私たちに何かがはじまる合図かも。 - NIKE Just Do It.
そして、「自分の本当の声に耳をかたむけて、うごきだす、それだけ」というキャンペーンメッセージをひっさげて、女性の前向きな姿勢を応援するような動画も公開された。
どうですか?ワクワクしてきませんか?
「なんで、NIKEの広告っていいんだろう?」と考えたときに、それは製品じゃなくて人間のことを言っているからなんじゃないか、ぼくはそう思いました。もちろん、製品の広告をしていることもあるけど、今回のキャンペーンなんて、まったく製品のことを言っていない。完全に人間について話している。
製品のことを言わないということは、他のブランドでも同じ広告が成立する可能性だってあるんです。「自分の本当の声に耳をかたむけて、うごきだす、それだけ – addidas」だって、おかしくないんです。他社製品との違いを言おうとしていたら、こんなキャンペーンはできません。
今はテクノロジーが発達して、わずかしか他社製品との差がない時代です。誰も気にかけないような小さな違いよりも、人間について大きく語るほうがいい。広告を見る人にとって、製品の違いを説明されるより、自分に勇気を与えてくれる広告のほうがうれしんです。
どうやらぼくは、勇気をくれるものが好きなようです。NIKEとNIKEの広告をつくるワイデン+ケネディ、ありがとうございます。うごきます。
「NIKEの広告」が好きだと思ったかたは、あなたの好きを教えてくださいね。
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