100人いれば100人の答えがあります。「100人100答」は、みんなで自分の考えを答える遊びの場です。
学生のときは、「答えは1つ」だと思ってテストを受けていたけど、オトナになって働いたり、暮らしてみると、「答えって1つじゃない」「だれも答えを知らない問題がある」ってことがわかってきました。
「100人100答」では、いろんな答えがあっていい問いを出します。あなただったら、どう答えますか?送っていただいたみんなの答えは、ご紹介します。
あなたの好きな木は?
「あなたの好きな木は?」あなただったら、どう答えますか?
問いに対していただいた、みんなの答えです。
梅の木
青森に住んでいます。隣の市にある大学に進学した時に初めて梅の大木を見ました。根本に落ちた花に惹かれて、向かいの大学図書館に走り、専門外の園芸学の本を調べました。
一般的に梅は2.3月に咲くこと、東北では4月に咲き、さらに耐寒性のある梅は芳香がしないこと、向かいの梅の木が江南所無という品種であることを知りました。
一般論とされる時期より遅咲きであることがいじらしく、芳香がしないとより芳香が恋しくなり、「所(ところ)無し」なんて名前に直感的な解釈で「所在無さ」というニュアンスを感じて滲んできた虚ろさが快かったり。とにかく八重咲き花の派手さと、対する肌寒いような寂しいような性質が同時にある北国の梅の木が官能的だと思いました。
図書館に走りたくなるほどの梅に出会えたなんて、すてきですね。
「江南所無」という名前には「(中国の)江南地方にこれ以上の梅はない」という意味があるそうですが、木勢さんの解釈おもしろいですね。「派手さ」と「寂しさ」という表現から、ドライフラワーのことを好きではない友だちのことば「花は死ぬからいいんだよ」を思い出しました。
サクラ
王道ですが、サクラです。あんなにやさしいピンクを他に知りません。なにより、サクラのもとに仲間と集まってワイワイできるのが好きなんです。
たしかに、サクラほど「人が集う場」をつくることのできる木はありませんね。毎年、同じような時期に集まれるというのも、魅力的ですね。
吉祥寺にある1本の木
私のお気に入りの木は、吉祥寺の第二井の頭恩賜にある1本の木です
いろんな形の木があるが
この木は2種類?のジャンルをまぜた化学反応とゆうかんじがする木
そこがすきです
三つ首のある龍にも見える木
どことなく私のやりたい、創りたい方向性と重なる部分を感じ服にしてみた木です
2つの木のハーフなのでしょうか?どんな木なのか、どんな服をつくられたのか、すごく気になりました。井の頭恩賜 第二公園に行ったら三つ首のある龍を探してみますね。
シダレヤナギ
シダレヤナギはドイツ語で「Trauer-Weide」と呼ばれ、「悲しみの木」という意味です。日本でも、この木にはお化けのイメージがあります。でも、わたしには美しく思えるのです。
たしかに、シダレヤナギは昔話などで怖いイメージがあります。でも、その意味に引きづられず、美しいと思える感性はすてきですね。
答えていただたみなさま、ありがとうございました。
あなたの回りには、どんな木がありますか?