「日本の報道の自由は世界で67位。先進国の中でも、かなり低いんだよ」日本に住んでいる外国人が教えてくれた。
国境なき記者団が発表した「世界報道自由度ランキング2019」の中で、日本は180カ国中67位。ちなみに、1位はノルウェー、2位はスウェーデン、3位はフィンランド。178位はエリトリア、179位は北朝鮮, 180位はトルクメニスタンだ。
日本の報道に対する国境なき記者団の評価はこのように書かれている。
「しきたりや経済を優先するあまりに、民主主義の監視人になりきれていない。安倍晋三が2012年に首相に再就任して以降、ジャーナリズムの信頼が衰えてきている」
「日本の『記者クラブ』というシステムは、フリージャーナリストや外国人の記者を差別している」
「SNSではナショナリストが政府に批判的なジャーナリストや、福島原発や沖縄の米軍基地など反愛国的な問題を取り上げるジャーナリストに対して嫌がらせをしている」
「政府は『特定秘密保護法』についての議論を拒否し続けている。違法に情報を公開して有罪判決を受けた場合、内部告発者、ジャーナリスト、ブロガーは最高10年の刑務所に収容される」
インターネットでこのことについて調べてみると、大手の新聞社が日本の評価に対してくわしく書いていなかった。おもしろいことに、「日本の報道の自由は世界で67位」という報道の弱さが、日本の不自由さを証明している。
ぼくは日本の政府はダメだ、なんて正義になる気はない。ただ、報道の自由をつくるには、それを希望する人が必要だ。その希望は日本の報道は不自由なんだと知ることからはじまる。
今日も読んでくれてありがとうございます。
今日はまじめでしたね。消費税が上がることを批判的に伝えていたテレビや新聞社ってあったかなあ。