千円、5千円、1万円の3種類のお札、そして500円硬貨のデザインが、2024年に新しくなる。
千円札は野口英世から、破傷風の治療法を開発した細菌学者の北里柴三郎へ。
5千円札は樋口一葉から日本で最初の女子留学生としてアメリカで学んだ津田梅子へ。
1万円札は福沢諭吉から「近代日本経済の父」と呼ばれる渋沢栄一へ。
なんとなく聞いたことのある3人のお名前。どんな人なのか気になったので、どんなことを言った人なのかちょっと見てみた。ことばは、その人の考えや性格を丸裸にする。今までのお金に描かれた人びとのことばです。
北里柴三郎「医者の使命は病気を予防することにある」
津田梅子「環境より学ぶ意志があればいい」
渋沢栄一「もうこれで満足だという時は、すなわち衰える時である。」
野口英夫「ナポレオンは、夜3時間しか眠らなかった。彼になしえられる努力が、自分になしえられぬはずがない」
樋口一葉「せつなる恋の心は尊きこと神のごとし」
福沢諭吉「ペンは剣よりも強し」
夏目漱石「来た道を引き返せば、我々はまもなく猿にいたるだろう。それがダーウィンの教え。先に歩みを進めれば、我々は神へといたるだろう。それがブッダの教え。我々はどちらに進んでいるのだろうか? 生を授かったならば、死ぬのが定め。どこから来て、どこへ向かうのか。答えよ!」
新渡戸稲造「薔薇に対するヨーロッパ人の讃美を、我々は分つことをえない。薔薇は桜の単純さを欠いている」
伊藤博文「大いに屈する人を恐れよ、いかに剛にみゆるとも、言動に余裕と味のない人は大事をなすにたらぬ」
今日も読んでくれて、ありがとうございます。
未来のひとは、1万円のことを諭吉でなくて、栄一って呼ぶんだね。
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