100人いれば100人の答えがあります。「100人100答」は、みんなで自分の考えを答える遊びの場です。
学生のときは、「答えは1つ」だと思ってテストを受けていたけど、オトナになって働いたり、暮らしてみると、「答えって1つじゃない」「だれも答えを知らない問題がある」ってことがわかってきました。
「100人100答」では、いろんな答えがあっていい問いを出します。あなただったら、どう答えますか?送っていただいたみんなの答えは、ご紹介します。
あなたが発見したことって何ですか?
広辞苑で「発見」ってことばの意味を調べてみました。「まだ、知られていなかったものを、はじめて見つけ出すこと」とある。なにやら、大そうなことばで、遠い存在にも思える。
でも、「発見」って、冒険家や研究者のものだけじゃありません。うまくことばにできていなくても、だれもが日常のなかで、なにかしら小さな発見をしています。子どもだって、こうしたら母親に褒めてもらえる、こうしたら怒られるってことを毎日発見しています。
ぼくはこの前、おしゃべりか、おしゃべりじゃないかのひとつの基準を発見しました。その基準とは、ふたりで地下鉄の電車に乗っていて片方が席についたとき、立ちながらしゃべり続けるか、いったんやめるか。
「おいおい、そんなのが発見かよ」と言いたくなるような、とてもくだらない発見でしょ。でも、これはインターネットや本で手にした情報じゃなくて、自分の目で見つけ出したことなんです。
今も昔も、自分でなにかを発見するって、気持ちいいことです。あらゆる情報がGoogle検索でかんたんに手に入る時代は、なおさら自分で発見することは快感で価値があります。
あなたが近ごろ自分の目で発見したことを教えてください。みんながあっと驚くようなことでも、くだらないことでも。
わたしが発見したことを答える