好き。美しさを発見し、こころが向かうこと。
好きな、人、コト、物、カルチャー、場所、ムード・・・それは王道でも、ニッチでも。目に見えるものでも、見えないものでも。好きな理由を説明しやすいものでも、うまく説明できなくても。すべての「好き」って気持ちは、美しい。
人の「好き」と想う気持ちと、それに向かう姿が、好きです。あなたの、好きな人、コト、物、カルチャー、場所、ムードなどを教えてください。「好き」の気持ちを送ってください。すてきな投稿の「好き」をイラストに描いて、文章を「The U」でご紹介させていただきます。
好きなものを投稿する「星野源」好き。
読者の「ふらぺちいの」さんからの投稿
2ヶ月前に彼女と別れて、相当な未練があることを友達との会話で気づかされる。別れることになった直後なんかは、今とは比べ物にならないほどの絶望に襲われて、血迷ってクリスマスプレゼントを渡して人づてに信じられないと言われてた。
辛い思い出なので、とにかく今は忘れたくて仕方がない。そんな辛い思いをしなくて良いのが、星野源の曲を聴いているときだ。有名どころだと『SUN』だとか『恋』だとかが思い付く。もちろんこの2曲も大好きで、心も体も踊る素敵な曲だ。
そんななかで私の失恋由来の辛い気持ちを吹き飛ばしてくれたのが、そのときちょうどリリースされたアルバム『POP VIRUS』の1曲目の『Pop Virus』だ。YouTubeにアップされたこの曲を私は時が流れる感覚を失うほど聴きまくっていた。永遠と曲を再生し続けていた。文字通りの夢中。家にいるときはもちろん。友達の家にいるときも、バイト中も、バイト帰りも、『Pop Virus』を聴きまくった。
カラオケでは、この曲を4回歌った。友達に「同じ曲を歌って良いのは3回までな」と言われながら、丁寧に4回歌った。
それから年が明けた頃、普段は握手券のついたCDしか買わない自分が、初めて特典無しのアルバムを買った。(実際はライブ映像などが収録されているBDも入っていたため特典はある)握手券のない、ただ純粋に音楽を聴くためだけにCD、しかもシングルではなくアルバムを買うという行動は、中学校から続くアイドルの追っかけの面をもつ自分からしたらとんでもないことで、あの絶望感から自分を救ってくれたという恩みたいなものと、握手のような音楽とは全く別の付加価値なんかを飛び越えた「星野源の音楽を欲する気持ち」が大きかったことを証明するのに十分すぎる出来事だと自分はそう思っている。
それからというものの、星野源の過去の曲を聴いているときは、別れたこともそうだが、他のことなんか頭のなかから出ていって、音を楽しむことだけに頭が占領されている。
衝動的に星野源のライブに申し込んでしまった。こんな幸せなことはない。私は、星野源の曲を聴き続ける。
「ふらぺちいの」さん、投稿ありがとうございます。うれしいです。星野源さん、嫉妬してしまうくらい、すてきですよね。『Pop Virus』の曲をあらためて聴いて、「ふらぺちいの」さんの想いや思い出を覗かせていただいたような気分になり、勝手にじーんとしてしまいました。ライブ、たのしんでください。ありがとうございました!
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