100人いれば100人の答えがあります。「100人100答」は、みんなで自分の考えを答える遊びの場です。
学生のときは、「答えは1つ」だと思ってテストを受けていたけど、オトナになって働いたり、暮らしてみると、「答えって1つじゃない」「だれも答えを知らない問題がある」ってことがわかってきました。
「100人100答」では、いろんな答えがあっていい問いを出します。あなただったら、どう答えますか?送っていただいたみんなの答えは、ご紹介します。
あなたの短所は? それを褒めてみて
2016年、NHK総合の『課外授業 ようこそ先輩』。コピーライターの仲畑貴志さんが子どもたちに、「腐ったトマト」を使ってこんな授業をした。「これを広告してみよう。このトマトのどこに価値があるのか。いいなあと思わせにくいよね、腐ってるから。そこをなんとかみんなの力で」
「生き物がいっぱいなかにいそう」、「動物のエサになる」、「腐ってもタイの赤さ」、「眠気も覚ますニオイ」、「バツゲーム専用のトマト」。子どもたちがトマトの臭いに、キャーキャー言いながら、「腐ったトマト」の長所を考える。
ぼくは、この授業、そして子どもたちの答えにドキッとした。あらゆるものは視点を変えれば、新しい価値になるじゃないかと。
これを「100人100答」でもやってみたいと思い、「あなたの短所は? それを褒めてみて」と聞いてみたくなったのです。たとえば、身長が低いってことも、ボディービルダーにとっては、長所になります。同じ体重でも、背が低いほうが、筋肉の厚みが増します。身体的なものでも、精神的なものでも、視点によって変わるかもしれません。
あなたの短所を教えてください。そして、それを無理やりでもいいので、褒めてみてください。自分の短所をまったく褒めることができない人は、ぼくが頭をひねって褒めます。
わたしの「短所」を褒めてみる